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Professional Interview Vol.2
武田洋(B-CHANGE) / 理学療法士-前編-

山形県庄内地域発”クリエイティブなWebメディア”sakuraisan.netが山形県で活躍する人物へインタビューを行い、各々の思いを聞き出す「Professional Interview」

今回は鶴岡市山王町の整体院「B-CHANGE」のオーナー、理学療法士の武田洋氏からお話を伺いました。

B-CHANGEがスタートして1周年。
独立開業するまでの気持ちやB-CHANGEをスタートしてからの変化、そしてB-CHANGEのこれからについてを語って頂きました。

今回はインタビュー前編を掲載。ぜひお楽しみください。

これまでの経歴を教えてください

武田洋:生まれも育ちも鶴岡市の旧藤島町で、高校卒業までいました。
仙台の専門学校に入学して4年間勉強したのち、理学療法士になり鶴岡へ帰ってきました。
新卒で宝田整形外科クリニックに勤務することとなり、そこから約8年間大変お世話になりました。
外来リハビリの他、インソール外来責任者も担っていて年間約150件以上作製していました。
一昨年の12月末に退職、昨年1月末に開業。そして今に至ります。

整体×インソールという独自のオリジナリティにした理由は?

武田洋:宝田整形外科クリニックには、スポーツ整形とインソールをやりたくて入職したんです。
業務内容としてはクリニックなので外来で来てくださる患者さんのリハビリと、”オーダーメイドインソール”といって靴の中敷きを調整して作製するという業務を担当していて、主にその二つを中心に働いていました。
純粋にここで得た自分の強みが『整体×インソール』だったんですよね!
もう一つ、退職する3、4年前からクリニックで事業展開していたラ・サンテというフィットネスジムがあるんですけど、そこで自費での施術やオーダーメイドインソール作製という業務に携わっていたことも。その経験も今の糧になっています。

独立をしようと思ったきっかけは何ですか?

武田洋:独立の覚悟を決めたのは前職を退職する2年前くらい。そこで確固たる覚悟を決めました。
もともと独立はずっとしたくて、働きはじめて1年目くらいから漠然と”ここを辞めるときは独立する時だな”と、思いながら働いていて。
だけど不安と怖さが勝っちゃって、なかなか決断出来ずにいたんですよね…。
独立に向けて色々と勉強はしていたんですけど、知識だけが増えていくばかりで気づけば8年経っていましたね。
そんな中で2年前に転機があって、あるセミナーで”起業したい”とか”向上心がある仲間”と出会いました。
そこで出来た仲間から沢山の刺激を受けて、「あ、もうやるしかない!」と思って独立に向けて加速したっていう感じですね。
そして、やっと今という感じです。

B-CHANGEをスタートしたきっかけと名前の由来を教えてください

武田洋:先ほどもお伝えした通り、仕事をはじめて1年目から自分の店を持ちたいという気持ちはずっと持っていました。
働いてた時の環境はありがたいことに物凄く良くて。

やりたいことを全部やらせてもらっていて、やりたくて入って、やりたいことをやれた、症例もものすごい見させて頂けてて、退職するメリットというか何かが嫌で退職するわけではなかったんですよね。
ただその棲み分けというか、医療機関にいると状態がとにかく悪くなってしまっている人ばかりが来るので(当たり前なのですが)、悪くなってからではなく、悪くならない方法をその人たちに伝えていくために何かできないかな?というのを常に思っていました。
それで、今やっているように『予防』をもっと発信しながら活動できればいいなと思って。
同じ医療でも違う目線や視点で活動できる事はないかな?というところからスタートして今に至ります。

B-CHANGEの名前の由来は、be the changeからきています。「自分から変わっていこう」という意味を込めています。
Bには「Body」「Balance」「Bace」と言った部分を含ませていて、そのBを変えたいっていう意味でB-CHANGEと名付けました。
整体院なんですけど、僕がやりたいのは多店舗展開みたいにただ店舗を増やしたいわけではないんです。
整体院だけであればB-CHANGE整体院って名前にしたほうが分かりやすいし、正直集客はできるんですよね。
でもやりたいのはそこじゃなかったので◯◯整体院ってお店の名前にはしませんでした(笑)

この場所に出店を決めた理由は?

武田洋:自分で見つけたわけじゃなくて、鶴岡商工会議所さんの繋がりからこの場所をご紹介いただきました。
担当して頂いた方から、「商店街いいよ」って言われて。
でも僕の中では全く想像もしていなかったので、「商店街!?」って感じだったんですけど(笑)
商店街をお勧めしてくれた理由としては、商店街に店舗を出店することで色々と国から支援をして頂ける制度ががあったんです。
そこで初めて内見させていただいて、すぐに「ここいいじゃん!」って感じでほぼほぼ即決でしたね!
元々この店舗には約2年くらい誰も借りていない状態で、建物自体も古かった。ただ駅にも近いし、空間は広くて何より家賃が安かった(笑)
個人的に人と人との繋がりであったり、人と関わることが好きだったので、なんだかんだ商店街が合ってたんですよね。
そして山王日枝神社さんも目の前にあって神様に見守られている感じがして。
縁起が良さそうでなんか良いなって。毎月、月初めにはご挨拶に行くようにしています。

B-CHANGEを始めて変わったことは?

武田洋:独立して一番に気付かされたことは、営業力の無さ=僕自身の売る力がめちゃくちゃ弱いなって感じましたね。
お客様へ強く勧めるのって悪いんじゃないかな?とかそういう気持ちがありました。
でも実際にいいものって勧めたいし・・・と思っていて、、。自信を持って提案する『営業力』って大事なんだなって気づいてから、マインドごと変わりましたね!

整体やリハビリの世界って一度行けばすぐに改善されるという事はなくて、継続して身体のメンテナンスをして徐々に綺麗な状態に整えていくんです。
だから1度の施術が終わった後に、お客様に対して次回予約していきますか?っていうのが大事なんです。なのにその一言が僕はなかなか言えなくて…。
予約取るのが当たり前の世界ではあるんですけどその一言をお客様に言う事が最初、自分には大きかった。
ただ早い段階でこのままじゃダメだ!って気付いて、今ではちゃんと継続して身体のメンテナンスを行う事の重要性をお客様へ伝えた上で、次回予約をご提案できています。
医療職って求めなくても求められる世界で、自分で営業をしなくても体の不調を感じた患者さんが自分から来てくれるんですよね。
それを対応しているだけで結構な人数がクリニックには来るので、そこで勘違いしやすいのが自分が求められてるって思ってしまうこと。
もちろん中には自分を求めてくださる方もいるんですけど、元々はクリニックの名前や院長きっかけで来てくれているので。
それで自分はいける!と思って勘違いしたまま独立して、失敗してしまう人が多いんですよね。

—–
“ニックネームはカレーをこぼす人!?その由来は?”
“B-CHANGEを運営する中でのやりがいとは?”

“思い描く今後の展開は?”
“いつも通って下さるお客様、そして身近で支えてくれる妻へのメッセージ”

—-インタビュー後編は近日公開。

【店舗情報】
B-CHANGE
店舗:〒997-0028 山形県鶴岡市山王町10-53
駐車場:2台分完備 (山王神社)
最寄駅:JR鶴岡駅
営業時間:午前:9時~13時迄/午後:15時~19時迄
定休日:日曜祝日、他不定休

【SNS/Web Site】
Instagram:武田洋
Official Web Site:https://sites.google.com/view/b-change/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0

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